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感染症迅速検査機器について

感染症迅速検査機器についてご紹介

2023年に富士ドライケムを導入し、2024年秋にID NOWを導入しました。

こちらの感染症検査機器についてご紹介させいただきます。

冬のインフルエンザ流行に備えて体制を整えております。

① ID NOW

ID NOWは核酸検出検査のひとつであり、一般的なPCR検査(RT-PCR)と同じく遺伝子検査に分類されます。

RT-PCR法とは増幅方法が異なり、NEAR法という方法でを増幅を行っています。

これにより、RT-PCRより短時間で判定を行え、陽性だと最短5分、陰性だと13分で結果がでます

さらに精度に関してもRT-PCRと同等の信頼性とされております。

難しいことを言いましたが、要は「早く、精度が高い検査が出来る機械」です!

 

現在この機械で検出出来るのは、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、溶連菌の3種類です。

ただし、インフルエンザ、溶連菌は検査できる方に適応制限があります。

  • インフルエンザ ・・・ 「発症から12時間以内」かつ「5歳未満」もしくは「重症リスクがある方(喘息など)」
  • 溶連菌 ・・・ 15歳未満

こちらに当てはまらない方は検査が出来ません(新型コロナウイルスには制限はないです)。

 

当院としては、特にインフルエンザの早期検出に期待し、ID NOWを導入しております。

また待ち時間軽減を考え、複数人同時検査に対応できるよう、合計4台設置しております。

今までは発症から検査まで半日以上経過しないと偽陰性になることが多かったですが、そういった偽陰性が少しでも減ることを願っております。

 

② 富士ドライケム IMMUNO AG2

富士ドライケムは銀増幅イムノクロマトグラフィーを用いた高感度抗原検出検査です。

通常のイムノクロマト法抗原検査より感度が優れています。

現在この機械で検出出来るのは、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、溶連菌、RSウイルス、アデノウイルス、マイコプラズマです。

富士ドライケムに検査制限はありませんが、結果が出るまでに15分かかるため、少しお待ちいただきます。

 

こちらも複数人同時検査にも対応できるよう、合計4台設置しております。

こちらもインフルエンザの偽陰性を減らしたいという理由で2023年に導入しました。

2024年はマイコプラズマ流行の際にも大活躍してくれました。

インフルエンザ流行期には、特にID  NOWの適応がない「発症12時間以上経過した方」や「5歳以上の方」には積極的に使用していきたいと考えております。

 

*追記

上記2つの検査機器はもちろん保険適応です(乳幼児医療証が利用できます)。

当院ではこれらの機器と、一般的な抗原検査を組み合わせて感染症迅速検査を行っております。

発症時間や、経過、年齢、適応などを考慮して、どの検査で行うかを判断しております。

 

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